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教科書的に「特殊鍼法」というジャンルで扱われている古代おこなわれていた鍼法などを、現代でも臨床で用いて劇的な効果を発揮している東京九鍼研究会。そしてそこの会長を務めるのが本校の卒業生の間純一郎(はざま じゅんいちろう)先生です。


前回は「火鍼(かしん)」の授業の様子をお届けしましたが、本日は「刺絡(しらく)」となります。刺絡とは、聞きなれない言葉かもしれませんが、鍼治療の一つです。三稜鍼という鍼の尖端が三角形になっている特殊な鍼で、刺すことで少量の血液を出すことができます。
【写真】「スプリング式三稜鍼」(塩野製)

血を出す鍼と聞くと、すぐに「危ない」と思ってしまいますが、上の「スプリング式三稜鍼」はその構造から、刺す深さを調整できる優れものです。なので、「間違えて深く刺してしまった」というようなことが、通常の鍼(毫鍼)と違ってありません。ある意味、安全です。
【写真】刺絡した部位に吸角を使用している間先生。

明治時代の規則では、鍼治療によって血を出す行為(瀉血)は明確に禁止されていました。しかし、現在の法律からは禁止事項から「瀉血」の文字が消え、東洋医学に基づく刺絡を禁止する法的な根拠がなくなりました。

平成になり、当時の厚生省が発行した『教科指導要領準則』において、「はり実技」の特殊鍼法の中に「刺絡鍼法」が正式に組み込まれ、現在では教科書にも「刺絡鍼法」が記載されています。しかし、今だに「血が出るから危ない」とか、間違った法の解釈などから鍼灸学校教育において積極的に行われているとは言えません。

であるからこそ、学生中にしっかりと刺絡を授業で教える必要があると考えるのが、東京衛生学園です2年生でまずは私が刺絡を教えて、3年生では間先生が指導して下さります。

このブログを見ている鍼灸師の皆さんは、臨床で「刺絡」を用いますか?「刺絡テクニック」を身に付けていますか?学生中に刺絡を授業で習いましたか?
このブログを見ている受験希望の皆さんは、刺絡を習いたいですか?刺絡を習える学校と習えない学校のどちらに入学したいですか?
鍼灸学校はどこも同じではない、ということは知っていたほうが良いと思いますねー。


刺絡歴も25年以上の鍼灸師
高橋大希