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【東洋ブログ 大希のつぶやき】初めての人体施灸 東京衛生の教育

2026年02月06日 授業の様子

入学した翌週から始まる東京衛生学園のお灸の宿題。お灸練習シート1枚で100壮のお灸ができますが、それを毎週2枚宿題として提出していきます。そこに夏休み&冬休みんの宿題が加わると、お灸した数(壮数)は10000壮(シート100枚以上)を超えていきます。そのくらいの練習をしないと人体への施灸を許可できないのが東京衛生学園の実技レベルです。
写真:患者さん役はうつぶせになってます。治療者役は足元にスタンバイ。

1年生が初めて人体施灸をおこないました。これまで、竹を使った練習器を使用してきましたが、入学してもうすぐ1年がが経とうとしておりますが、お互いの踵(かかと)にある「失眠(しつみん)」というツボにお灸をしていきます。名前から想像できますが「不眠」に効果のあるツボですが、日本では「浮腫み」のツボとして有名です。

手元をアップ。

さらにアップ!

アヤネ&テッペイのペア。アヤネ、熱さに耐えています。1年生の実技レベルではお互いに苦痛を伴います(笑)

テッペイの手元を注目すると…

おやおや…これは拡大してみよう。

はい、吊り上げてます。「吊り上げ」とは、線香の灰をしっかり払わない状態でお灸に火を付けようとすると、線香の灰が接着剤の役割をしてしまってお灸が線香にくっいてしまう状態です。もし、「吊り上げ」たら反対の手で吊り上げた灸が落ちないようにしないと、火傷の危険があります。っていうか、そもそも「吊り上げ」しないようにしないと。テッペイ、まだまだだな(笑)

はい、こちらはケンダイとリョウタのペア。リョウタ熱がってます。
耐えろリョウタ、泣くなリョウタ、負けるなリョウター。

はい、ケンダイの施灸の様子を見てみよう。

鍼灸学校の実技の授業内容は、学校ごとに全く違います。自動車教習所ではそんなことないですよね。国家試験が始まって30年以上経ちますがいまだ変わりません。鍼灸業界の大きな課題の一つですが、国家試験には実技試験が無いからです。そんな鍼灸の実技の中で、今回紹介している小さなお灸、専門用語では「透熱灸(とうねつきゅう)」、昔でいう「点灸(てんきゅう)」の練習量なんか比較しら大違いですよ。笑えるくらいに。ちなみに、鍼灸の協会でもこの実技問題を解決すべく全国の鍼灸学校統一の試験をやっていますが、その内容が今回紹介した失眠のお灸です。そうです、東京衛生の1年生の技術レベルです。ね、分かってくれますか。学校によって習えることが違うし、身に付く技術が違うのが鍼灸学校ってところなんです。だから、逆に楽な3年間の学生生活を過ごしたければ、実技の授業の厳しくない学校を選べばいいです。東京衛生学園は厳しいですよ。だから、やる気のある人と、そういう事が分かっている人だけ入学してくれればいいのです。入口が違うと出口が違うのが鍼灸という世界。

学校選びは、鍼灸師になってから痛感するんです。そんな話を聞きたい方は是非、体験入学に参加して私の話を聞いてください。25年専任教員を務め、学会の役職について仕事して、教科書執筆者で、某鍼灸流派の副会長も務め、海外での鍼灸教育経験もあり、そして開業鍼灸師の私が言っているのですから、間違いないです。信じなさい。

鍼灸師をちゃんと育てたい
鍼灸師 高橋大希